毎年乱菊って言ってる気がする。こんばんは。マックロウです。
でも、菊は荒れる気がするよね。毎年。
アイキャッチは、最近やっと読んだブリーチから。乱菊ってどこかで聞いたことあるなと思ったら菊花賞だった。
今年は絶対王者が不在だし、やっぱり荒れる予想をしてみることにしよう。
去年もいい予想してた気がする。
いや、そんなことなかったか。

今年こその気持ちで予想を。
おさらい
脚質
過去20年で上がり最速馬が7勝2着8回3着1回ととりあえず上がり最速を見つければ8割軸にできるレース。
ちなみに上がり2位の馬で着度数は6-7-3。合わせて13-15-4とほぼ連が取れる。
上がり1位2位の馬が勝つけれども、脚質としては先行馬が10勝。差し馬が7勝で、追い込みは未勝利。脚が速くてポジション取れる馬でないとだめ。
追い込み不振と言っても、4角ポジションなので、道中最後方、4角で3列目外みたいな馬はいる。16-16-15-8 みたいな通過順。
ちなみに逃げ馬は1-1-2。
この一勝はセイウンスカイ。逃げて勝つのは皐月賞馬に天才ノリちゃんが乗って20年に一回の出来事レベル。
2着の1回はマイネルデスポット11番人気。穴馬が逃げて残るのも20年に1回レベル。
上がり一位成績良いと言っても、33秒台の脚が使えたのが、ディープインパクト、テイエムオペラオー(2着)のレジェンドクラスと、超スローのローズキングダム(2着)とソングオブウインドのラストに賭けた組。
このレベルや展開でないと33秒台の脚が使えない。これはコース形状でなく、3000走る上での余力の話か。スローだったサトノダイアモンドの年でさえ、34.1止まり。
ここまでで見えてきた傾向
・ポジション取れる馬(余力的に斬れる脚が使えないため、後方から直線だけでは届かない)
・早めに動ける馬(ロングスパート適性は有効)
・33秒台の脚は過去の実績においても、当日の競馬においても必要ない。
血統背景
20年間で勝利経験がある種牡馬(1着-2着-3着数)
サンデーサイレンス 3-3-3
ダンスインザダーク 3-2-0
ステイゴールド 2-1-0
サツカーボーイ 2-0-0
ディープインパクト 1-2-2
スペシャルウィーク 1-1-0
ルーラーシップ 1-0-0
ホワイトマズル 1-0-0
ブラックタイド 1-0-0
バゴ 1-0-0
シンボリクリスエス 1-0-0
ジャングルポケット 1-0-0
シェリフズスター 1-0-0
エルコンドルパサー 1-0-0
サンデー系が優勢だが、王道血統がなかなか勝てない。ディープですら一勝。サトノダイヤモンドの年。
これは斬れ味が武器の馬が多く、その武器がそのまま使えないためと解釈。
ステイゴールドの2勝もオルフェーブルにゴールドシップと名馬格でのもの。
意外かもしれないが、ハーツクライとキングカメハメハがいないのを注意。
トニービン系もオウケンブルースリの一勝だけ。その年の出走馬はその後活躍したのがナムラクレセントくらいというメンバーだからアレ。
血統表の中に入って見ていってみると
ロベルトの血を持つ馬が活躍している。ただし、勝ちきるまでってのは少ない。
昨年の2着クリンチャー(母父ブライアンズタイム)が10番人気
2014年3着ゴールドアクター(父スクリーンヒーロー)が7番人気
2013年エピファネイア(父シンボリクリスエス)が1番人気ならが1着。
2012年2着スカイディグニティ(父ブライアンズタイム)が5番人気。
その他、ビートブラックやスリーロールス、セイウンワンダー、フローテーション、ロックドゥカンプ。
これでもかってくらい来る。とりあえずロベルト買おう。
今年の出走馬
ざざざっと
全頭分析
1 アイトーン
スペシャルウィークが母父。ミスプロのクロスで前向き逃げ馬化。
スタミナと先行力を武器にするには幸いな最内枠。ただ、今回は同系多数。札幌記念が3角で捕まって何もできずは少しパフォーマンスとしては物足りない。
2 グレイル
母方にロベルトの血を持つハーツクライ産駒。母父ロックオブジブラルタル。
ただ、父が鬼門のハーツクライ。そして、これまた鬼門の追い込み脚質ではあるが、岩田の2番枠で、左右見渡しても先行馬多数となると、イン追走のしぶとい脚が期待できるか。
ここまでの34秒台の末脚で届けば勝てる、届かなければ惨敗というわかりやすい性質もいい。この馬はどのレースでも同じ脚を使っている。レースがどうなるか、に振り回されるだけの馬。
ハイペースなりそうよね?買えるんじゃない?
3 ブラストワンピース
5戦4勝の上り馬。唯一の敗戦はダービーだったが、個人的にはダービーはそれほどハイレベルなレースでなかったと考えている。ほぼ前残りみたいなもんだし。
新馬・ゆりかもめはスローからの斬れ味勝負。毎日杯は1800にしてはややスローを前受して上がりをまとめた形。
新潟記念もレースとしては締まった良い流れだが、これを後方一気はマイラーの競馬にも見える。
事実毎日杯2着のギベオンはNHKマイルカップ2着。新潟記念2着のメートルダールの実績は1600-2000に集中。
この馬3000は長いんじゃない?
4 ジェネラーレウーノ
スクリーンヒーローが父で、ロベルト持ち。
母父ロックオブジブラルタルはグレイルと同じ。ハイラップで逃げ馬を追いかけて3着に残った皐月賞が圧巻。
本質は中山マイスターだと思う。今のところ有馬記念の本命。
京都はさほど推しコースにはならないが、鞍上も陣営も腹を括って逃げる目を宣言している。
田辺といえども、今年京都騎乗なし。京都芝レース生涯通算1勝では鞍上になにか期待するのは難しい。
前走の競馬でもう少し息がもつなら。
5 エポカドーロ
神戸新聞杯のつまづき後方からの4着は度外視でOKと行きたいところだが、前例を作った以上、次も躓くリスクは頭に入れておきたい。
器用で競馬は上手いが、大逃げ二頭をパスして実質スローの先頭みたいなもんだった皐月賞のような競馬は2番人気ではできないだろう。
ダービーはよく残したけど、ほとんど先行馬が残る競馬だったからね。今回は内にも外にも逃げたい馬が揃っているので、この馬が二番人気で楽する目は考えられない。
6 メイショウテッコン
2400勝ったりしてはいるが、スタミナ抜群には見えない。
好位から勝ったこともあるので、逃げ争いからはそうそうに手を引きそうだが、前走の神戸新聞杯のややスロー逃げがベストパフォーマンスに見えて仕方ない。
このメンバーでは格負けの感ではあるが、松山くんなので、スタミナ温存先行策は叶うか。二列目インで我慢できれば、3着なら・・・無理かな。
7 ユーキャンスマイル
母のムードインディゴは10年前の秋華賞で大穴の2着を開けた馬。その父ダンスインザダークは、菊花賞ならとりあえず買ってろの血。
斬れる脚はないのか毎日杯ではブラストワンピースに置き去りにされている。
阿賀野特別に関しては、2着のダブルフラットがセントライトで14着と大敗していることからも、今年はそれほどハイレベルでなかったと考えている。
阿賀野特別は2008年のオウケンブルースリ、2009年フォゲッタブル、2012年スカイディグニティ、2017年ポポカテペトルと菊花賞好走馬を排出しているレースで、
今回の調教で、現在3番人気のエタリオウ相手に先着したこと、武豊が秋のG1で3着→3着ときていることから穴人気しそうだと思っていたが、今のところ10番人気。
菊で不振のキンカメ産駒でもあるので、強くは推せないけど・・・・この人気なら。
8 カフジバンガード
最近は前目につけての競馬で安定感が増しているが、今回に関して言えば、前につけるアドバンテージはそれほどない。逃げ馬だらけだからね。
9 エタリオウ
最強の一勝馬。4着に負けたのは新馬とダービーだけ。あとは未勝利以外全部2着。多分ここも2着。だってヨレるし追い込みだからね。
ダービーは進路取りミスったのが原因。もう少し運があれば多分ダービー馬だった。
意識的に2400を使い続けていることから、陣営が長距離向きということを理解している証拠だと思う。
ただ、2400となると、京都・阪神・東京と直線が長いコースしかなく、そういうところに行くともれなくスローの斬れ味勝負になる。
ステイゴールド産駒に外周りのスローの斬れ味勝負で毎回毎回好走を期待するのが酷なので、毎回毎回好走しているこの馬は評価しても良いと思っている。
調教でユーキャンスマイルに遅れたのは気になるけど、鞍上込で魅力。
10 アフリカンゴールド
未勝利を2400で勝ってから、3勝2着1回の成績でここに到着。
前走兵庫特別が強い競馬だったので、現在5番人気だが、兵庫特別に関しては他の騎手がのんびりしてた部分もある気がする。
スローのレースを縦長の離れた二番手という最高の競馬で、この馬なら0.7差も納得。ただ・・・一線級との戦いが今のところないのが。
9番人気ならちょっと買いたい。条件戦経由組では一番買えるんじゃないかな。
11 コズミックフォース
ダービー3着馬が17番人気ですって。0.1差の2着馬が2番人気でこの馬に負けた馬が1番人気なのにね。
これで、この馬の評価を上げるか、エポカ・ブラストの評価を下げるかが分かれ目。
ちなみに、ダービーは4着馬以外全部先行馬。5着で今回1番人気のブラストワンピースも先行扱いでいいよね。
先行馬しかいない中突っ込んできたエタリオウが一番強い競馬をしたと考えている。あの時点では、だけど。
12 フィエールマン
3戦2勝でここに向かってきた、最大の上がり馬。これも石橋脩のお手馬か。今回石橋くんからの乗り替わり多いよね。秋華賞のラッキーライラックもあったし、ほんと骨折は不運だった。
本馬は戦績と騎手で穴人気しそうだけど、倒した相手はそんなに強くない。加えて経験の浅さはかなりのビハインド要素だと思う。
と、思うんだけど、ルメールにこの脚質は合いそうで非常に怖い。ニジンスキー持ちでスタミナありそうだし。ルメ&ディープ枠で少し買うかなぁ。
13 タイムフライヤー
お待ちかね。ロベルト持ちだよ。母父ブライアンズタイムにハーツクライがついて、内回り向き。
悩みどころだけど、名手和田。去年のポポカテペトル持ってきた、名手和田。
スローの斬れ味勝負の神戸新聞杯でキレ負けしたくらいは無視してOK。遡ってダービーでの斬れ味負けも無視でOK。皐月賞も後方から半端な仕掛けして相手になるレースではなかったので、気にしなくてOK。
若葉Sもスローだったことを考えると、ほら戦績が一流馬。無茶か。
現在15番人気。総流し気分で少し買うかー。
14 グロンディオーズ
ルーラーシップと言えば去年の菊花賞勝ち馬のキセキを排出している。
モレイラが来て人気になりそうだけど、ここまでムーア→ルメール→ボウマン→ルメールと、1流から1流に変わるだけならさほどパフォーマンスは上がらないと思う。
関東馬で直前輸送というのも有り、この人気なら嫌いたい。是非、明日明後日で人気になってくれ。
15 オウケンムーン
腹を括った追い込みになると思うが、共同通信杯は先行インベタの位置取りゲームに勝利しただけという評価なので、やはりその分、外枠では評価を下げたい。
16 ステイフーリッシュ
京都新聞杯を勝たせた藤岡兄に戻った馬。
母系にシルバーホーク経由のロベルトの血を持っている。
今年になってひと味ちがう藤岡兄だけど、その多くは先行での実績。この馬を勝たせた京都新聞杯も先行の手。このレースは強かったと思っている。
外枠で器用な競馬を求めるのは酷だが、ステイゴールドにロベルト持ち。超大穴ならヒモに少し買いたいというレベル。
17 シャルドネゴールド
戦ってきた相手もしっかりしてるし、負けるべくして負ける相手にしか負けてない。1600万下で好走した馬なんてのもメンバー見渡してもほとんどいない。そういう意味では悪くない馬。2000mならね。
18 グローリーヴェイズ
先行脚質で結果を出してきた馬が、デムーロから福永に変わって大外枠。浜中が一回追い込みの競馬をして4着なので、案外なんでもできる馬なんだろう。
福永がなんでもできる馬で大外で何をするか、というのが焦点。先に答えを言っておくと何もしない。
1600万勝ちきった戦績は評価できるし、血統的にはかもなく負荷もなくだけど、G1の長距離戦で大外テン乗りはやはり割引か。
結論
ハイペースだよね。やっぱり逃げ馬は買いにくい。その中でも、ジェネラーレウーノはハイペースの方が買いやすいので、ここは抑える。
エポカは距離が長いと思うので、思い切って全消し。ちなみにここまで、皐月無印、ダービー無印、神戸新聞杯本命と完全にいいお付き合いができていないことを知っておいてほしい。
ロベルト持ちからグレイル・ジェネラーレ・タイムフライヤー・ステイフーリッシュは拾っておこう。
ブラストワンピースは、やっぱりハービンジャー×キンカメ×フジキセキなら距離長いと判断。内枠でのびのび競馬でもないだろうなので、ここも全消し。
本命はエタリオウだけど、この馬はどうも2着くさい。一番強いと思うんだけど、この馬の競馬だとなにか食い逃しそうな印象。
その他ではユタカさんの上手さが怖いユーキャンスマイルと、ディープ×ルメのフィエールマンを抑えまで。
◎エタリオウ
○ジェネラーレウーノ
▲ステイフーリッシュ
×グレイル
×タイムフライヤー
×ユーキャンスマイル
×フィエールマン
馬券は上位3頭の馬連BOX。
その三頭2軸の3連複流し15点(重複有り)
3連単○▲→◎→○▲× 8点
当たりますように。
去年の藤岡和田ラインの再現でも全然OK。
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