大荒れをもう一度！アーモンドアイの死角から見る秋華賞

秋華賞ですね。現時点ではアーモンドアイが1.2倍と抜けた人気になっている。
穴党としては、抜けた人気馬が負けるシナリオを描くか、ヒモ荒れ狙いに徹するかの二択を強いられるわけだ。
桜花賞もオークスも三連単3000円台ですからね。1点2点で取れるならそれでもいいんだけどね。今回は難しそう。
というわけで、この二つのシナリオを考えてみたい。

アーモンドアイの不安要素

まずはアーモンドアイが飛んでいく未来予想図の種。
人気馬は不安要素をちゃんと見て人気のない馬は良いところを拾ってあげましょう。

オークスから秋華賞直行

一夏越すと何があるかわかんないからね。ましてや3歳牝馬。
調教技術の進歩なのか外厩制度のおかげなのか、最近はぶっつけでも好走する傾向は確かにあるんだけど、ひと夏の変化が見えてないのはやっぱり不安。ついでに関東からの直前
輸送も不安材料としてあげておく。

距離適性

アーモンドアイのベストパフォーマンスは桜花賞であったと思ってる 。オークスも強かったのは強かったと思うが、桜花賞のごぼう抜きはやっぱりインパクトが大きかった。と考えるとやっぱり距離適性はマイルがベストなのではないか。
坂路で抜群の時計が出てるのがこの説を後押しする。

馬群がダメな可能性

アーモンドアイのここまでの4連勝は全て最後方追走からの大外一気か、外に馬がいない状態での追走。馬群に潜り込んだ新馬戦では抜けてから猛追するも2着と敗れている。
これ実は馬群が駄目なんじゃない？

展開が向かない

アーモンドアイの4勝のうち、上がり33秒台前半が三つある。 しかもそれぞれ上がり2位の馬に1秒近く差をつけている。ここからわかるのは直線が長いコースで末脚くらべのレースに持ち込めば、同世代に敵はいないということ。
だが今回は直線が長いわけでもなく、おそらくハイペースの持続力勝負になると考えられるので、今までの戦績をそのまま評価に使うのは少し難しいんじゃないかな。 それぞれのレースでは破格のパフォーマンスを示しているんだけど、そのどれもが同じ競馬であり同じ才能の証明でしかないよね。

ルメールのメンタルが心配

ここまで来るともう暴論なのはわかっているんだけど、ソウルスターリングとメジャーエンブレム桜花賞を忘れたわけじゃないのよ。

以上を踏まえた秋華賞の予想

。
希望的観測も多分に含まれるが何卒ご容赦を。

展開

逃げたことのある馬
ラテュロス
カンタービレ
ランドネ
オスカールビー
ミッキーチャーム
ゴージャスランチ
サヤカチャン
ダンサール

この中でもカンタービレ、ランドネ、ミッキーチャーム、ダンサール あたりは逃げて良い結果が出ているのでできることなら前に行きたい。そうでなくても毎年秋華賞はぶっぱなす系の馬が出てくるのでハイペース確定でいいと思う。
ここまでは例年通りなんだが、ラッキーライラックやカンタービレは逃げなくても早めに押し切りたいと思われるのでハイペースの上の前がかりが予想される。

ここでキーとなるのはアーモンドアイの位置取りだが、桜花賞では最後方追走。オークスでは先団後ろ追走と位置取りが異なる。前提とした馬群が苦手と言う説が正しければ、最後方追走したいのではないかと思うが、京都の内回りで一番人気がそれをできるかという話になる。複数の馬がアーモンドはより前で勝負をしたいとコメントしていると耳にしているのでここで大きなパラドックスが発生する。もしかすると乱ペースを発生させるのはアーモンドアイ自身かもしれない。

予想

無難にアーモンドアイは中段やや後方よりの外側を追走すると仮定する。 幸いアーモンドアイよりも外枠は先行馬が揃っているし、そうでないプリモシーンもアーモンドアイの真横につけるとは思えない。
そうなると揉まれず外枠スイスイが現実となるだろう。そうなるとアーモンドアイが前を掃除しきれないとは考えにくいので、少なくとも先行馬はアーモンドアイより前の着順に来ることはない。

つまりアーモンドアイが負けるとすればアーモンドアイより後ろから競馬する馬。アーモンドアイが勝ち切るとするならば、相手もやはりアーモンドアイより後ろから競馬をする馬。

結論

さすがに牝馬の G1だけあってなかなかハイペース経験のある馬が少ないが、今回も出走するサヤカチャンが大逃げかました忘れな草賞。このハイペースを捲って押し切ったオールフォーラヴ。同様のノリポツンが今回も期待できるゴージャスランチこの2頭を穴馬として指名する。

◎ゴージャスランチ
○アーモンドアイ
▲オールフォーラヴ
△12.13.16.18

最後方待機もありえるプリモシーンと逃げ馬が残るなら内の離れた三番手が期待できるオスカールビー、ミッキーチャーム、ダンサールを３着の候補として印に追加。
シナリオ２つと書いておきながら、結局一つに収束させてしまったことは反省している。
要は、アーモンドアイが早く仕掛けて差されるかどうか、だけの馬券に収束させたわけです。

買い目

◎○▲→◎○▲→◎○▲△の３０点。
と同３連複１３点（ルメ４着警戒）。

荒れますように。