3着激荒れ!?スプリンターズS!

予想

こんばんは。
気がつけば、年始から一切更新してなかったけど、何事もなかったかのように、スプリンターズSの予想を始めることにする。
秋のG1くらいは、ね。ちゃんとやります。

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スプリンターズSの復習

まずは過去のスプリンターズSの特徴をまとめてみる。

勝つのは人気馬が多い

これはロードカナロアやレッドファルクスなんかが連覇してる影響も大きいんだけど、それでも単勝10倍超えて勝ったのは過去20年で5回とやや少なめ。
このうちの1回は14年のスノードラゴンだが、新潟開催でちょっと毛色が違う。10年のウルトラファンタジーも外国馬だったので、ちょっと毛色が違う。
00年のダイタクヤマトの大万馬券もあるけれども、あれはグリーンベルト時代のスプリンターズSなので今は同じ現象は望みにくい。
と、人気寄りの馬がよく勝つというG1。

3連複3連単は意外に高配当

人気寄りの馬が頭に来る割には、3連系が意外に高配当。
3連単発売後の過去14年で、平均配当は49934円。5万弱となっている。
特筆すべきは、単勝1.3倍のロードカナロアが勝った13年。ガチガチの頭固定で買える割には3連単が28020円もついている。

対3連複で見てみると、3連単と3連複を同意(≒マルチ)にしようと思うと6倍の点数がかかる。
3連単の配当が3連複の配当の6倍ついていればいい計算になるが、調べてみると3連単の配当が3連複の6倍を超えたのは、過去14回で2回だけ。
比較的1~3着の並びは人気順に並ぶ傾向にある。

良馬場以外の開催での共通点

過去20年で調べてみても、良馬場でなかったのは3回。
07年のアストンマーチャンが不良馬場。
04年のカルストンライトオが不良馬場。
00年のダイタクヤマトが稍重馬場。
いずれも逃げ馬中堅地味めの騎手で勝っている。
今年でいうと・・・・

脚質にトレンドがある

過去20年の勝ち馬の脚質を並べてみる。過去から現在に向けて。
(98-07年)
先・先・逃・差・先・追・逃・先・逃・逃
(08-17年)
先・逃・逃・差・差・差・差・差・差・差

この10年が新潟開催を除いてほとんど1分07秒台の決着によるところも大きい。
この決着だと、逃げ馬はよほど力がないと厳しいのと、追い込み馬ではさすがに間に合わないのだと思う。
ただ、今年はこの雨なので、1分07秒台にはならないんじゃないか。

では予想を

過去の復習から、3着には何が入るかわからない、ということで人気馬から素直に入って、3着ドカ荒れ期待の総流しで買う前提で予想する。
というわけで、3着に入るかどうかの予想はしない方向で。

全頭見解

あくまで勝ち負けできるなら、の視点で全頭の短評を。

ラインスピリット

人気のレッドファルクスと同じスウェプトオーバーボード産駒。
ここ一年休まず一生懸命走っているし、前走から斤量増。7歳で上がり目に乏しいと判断。
森くんからの乗り替わりだが、ちょっと足りないか。

ヒルノデイバロー

前走は出脚がつかず、後方から外回って終了。
度外視、と行きたいけれども今回はもっと周りも速くなるから、結局内で揉まれて同じことになりそう。
重馬場実績もそれほど推せない気がする。

ワンスインナムーン

快速逃げ馬。去年の3着馬だけど、今年は去年ほど楽ではないと考えている。
また、重馬場実績も高松宮の稍重で何もできなかった実績もあるので、適正に疑問。
お父さんの稍重宝塚記念とお母さんの不良アネモネSはどちらも強かったんだけどね。

スノードラゴン

重馬場だったら、と少し期待してしまうが、普通に考えて厳しいよね。10歳だし。
4年前の覇者とか聞いてもなんかの悪い冗談にしか。
中山適性も重馬場適性もあると思う。ただ、全盛期のスピードは今はないように感じる。
毎年言ってる気もするけど腹括った追い込みなら3着くらいは・・・・。

アレスバローズ

ここ一年であれよあれよと急成長。ティープ×トニービンで、なんで1200走ってるんだって血統。
ここ2走で重賞連勝。一気に有力馬に上り詰めた。中山1200は1600万下で勝ち星有り。
だけど、適正でいうと平坦の切れ味コースの方が向いてそうな印象。高速差し決着が適条件か。
藤岡兄に乗り替わりだが、藤岡兄に短距離追い込み馬が合うイメージが今の所ない。

ダイメイプリンセス

1000m戦のスピードスター。北九州記念で2着に入っちゃったもんだから、急遽参戦。
キングヘイローって字面だけ見ると中山いいじゃん!って思うんだけど、実績的にはやっぱり平坦高速決着向き。
重馬場の中山1200で1000万下を卒業している実績はあるが、当時は先行脚質だった。今回先行するともれなく激流に巻き込まれて終わる。

キャンベルジュニア

前走1200初挑戦。動けてはいたが、やっぱり適正はもう少し長い距離にあると思う。
今回は調教の動きが良いと目にしたので、鞍上の田辺J含めて、色気はあるが、やっぱり厳しいだろうなぁ。
人気はないので、3着くらいに是非。

ファインニードル

もともと先行脚質の馬で、最近は中段やや前で競馬しているが、鞍上の気質的にも大きく後ろに行くことはないと思う。
極端に遅い決着だとキレが足りないのか、負けることが多いが、1分08秒台の競馬では好成績を残している。
今回は、ちょうどいい決着タイムになりそうで、3列目外側から勝負圏内になると思う。
ただ、前走よりは相手強化。

ラブカンプー

前走は、ネロに突っかかられてというか突っかかってというか。不利な競馬ではあった。
それでも残せたのはすごいし、展開次第ではファインニードルに逆転もあったと思う。
そこでのファインニードルとの斤量差6kgは、今回4kgまで減少。馬格があるわけではない牝馬が斤量増なので少し割引。
年明けから大きな休みなく使われてきているところで、このG1なのでやはり少し荷が重いか。
また、今走は同系も増え負荷が大きくなる。

レッツゴードンキ

平成最後の鉄の女が、前走久々にG1格以外で崩れた。
昨年はぶっつけスプリンターズSで2着。一昨年は今年と同じローテで3着→9着。
得意のインベタも望みにくい枠であるし、今年は厳しいのでは。

セイウンコウセイ

去年の高松宮記念の印象で、重馬場スイスイ君だとは思っている。
それは良い傾向だし、速いの行かせて好位とれる枠と馬ではあるとも思う。
ただ、平坦だったりダラッとした直線向きのイメージがあるので、中山で積極的に買おうとは思わない。

ナックビーナス

ダイワメジャー牝馬の一流馬ってあまりいなくて。
マイル路線でのメジャーエンブレムか短距離でのソルヴェイグくらい。
ナックビーナスはそのどちらともタイプが違っていて、Haloの強調された小回り娘だと思う。
中山1200は(ダート含めて)連対率100%。
機動力・先行力・重馬場実績全部あって、土曜日大活躍のモレイラ。
ダイワメジャー牝馬が古馬混合G1というと違和感があるが、今回はこの馬に条件が向いていると思う。
人気なだけに、良馬場高速決着だったら消せたのにと思うと少し残念ではあるが。

ティーハーフ

うん。京都1200使うまで待ちます。

ラッキーバブルズ

香港馬といえども、G2格では厳しいものがあるんじゃないかな。

ムーンクエイク

4番人気?ルメール人気かー。
ルメールなら持ってくるでしょって気持ちもすごくわかる。
馬だけ見るなら京王杯を評価して印回すなら、キャンベルジュニアにも印を回さなきゃなんなくなる。
こちらも前走で1200初挑戦。そこではキャンベルジュニアの方が上に来てるからね。

レッドファルクス

今年の成績を見ても、このタイミングで鞍上が変わるのを見ても、そしてこの大外枠。
ちょっと買いにくい馬。ましてや今年は追い込みがハマる馬場でもなさそうなので。

印と買い目

◎ナックビーナス
○ファインニードル

まさかの1・2番人気・・・。
仕方ない。良馬場だったらもっといじれた気がする。
秋のG1初戦なので、手堅く・・・ってこれで外したら切ないのは承知の上で。

買い目は
◎-○-全
の3連複と3連単。
3着も人気どころが入ったら、壮絶ガミ。
ただ、今のところ人気のレッツゴードンキもムーンクエイクもレッドファルクスもアレスバローズも、無いんじゃないかとちょっと密かに思っている。

では、今回はこのあたりで。良い競馬を。

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